植物生理生化学研究室

絶妙の生体設計!超ストレス耐性のイシクラゲ


坂本 敏夫 (准教授)

 極限的乾燥状態下でも生命を維持し吸水によって活動を再開、気温や紫外線のストレスにも優れた耐性を持つ生物が、私たちの周囲を含め地球上のいたる所に生息しています。陸棲シアノバクテリア=イシクラゲです。私たちは、金沢大学角間キャンパスで採集したイシクラゲを純粋培養し、研究に用いています。

イシクラゲのストレス耐性の研究

イシクラゲは極限的な乾燥状態でも光合成機構が損なわれない。それは、細胞がヒアルロン酸に似た細胞外多糖類に包まれ(新たな天然保水材に?)、細胞内にはトレハロースを貯めていることによる(乾燥耐性を砂漠の緑化に応用?)。

イシクラゲの紫外線防御物質の研究

イシクラゲは、UV-BとUV-A、2種類の紫外線を吸収する物質を持っている。 (天然素材の化粧品に?)

さらなる耐性

さらに、抗酸化活性能力もあることも判明。イシクラゲの超ストレス耐性への探求は尽きない。

 

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